厄介な不定愁訴について

不定愁訴という言葉を聞いたことはありますか?
体調が優れない、病気という程ではないものの、身体に違和感があるという場合、不定愁訴である可能性があります。

不定愁訴とは

不定愁訴は、病院を受診しても具体的な病気がはっきりしないものの、本人は様々な身体の症状を訴える状態を指します。めまい、頭痛、不眠、身体の痛みなどは、不定愁訴として挙げられる不調の一種ですが、現れる不調は人によって違いがあります。また、不調の現れ方も個人差があります。頭痛や腹痛、めまいなどが同時に現れる人もいれば、頭痛がなくなったと思ったら倦怠感が現れる、倦怠感が改善したと思ったら、腹痛が現れるというようにその時々で移り変わっていく場合もあります。不定愁訴であっても医師がその判断を下すことができない場合、自律神経失調症や更年期障害などの診断が下されたり、検査結果に異常が見られないことから、「気のせい」だと言われてしまうケースも珍しくはありません。

更年期障害との関係

不定愁訴と更年期障害は、深い関係があると言われています。これらは、原因がはっきりとせず、身体に様々な不調が現れるという点が共通しています。不定愁訴に悩まされるようになり、そのまま更年期障害が始まることも珍しくありません。更年期障害は、50歳前後に始まるのが一般的だと言われているため、40代から50代の人が訴える原因がはっきりとしない身体の不調は、不定愁訴と更年期障害の両方が疑われるのです。

不定愁訴を酷くしないために

更年期障害による不定愁訴は個人差が大きく、身体の不調が大きく現れてしまう方もいらっしゃいます。不定愁訴は原因を特定することが困難なこともあり、対処が難しいと言われていますが、日常生活を整えることが身体の不調を酷くしないために大切だと考えられています。不定愁訴が疑われる場合は、日常生活を見直すことをおすすめします。睡眠不足や食べ過ぎ、飲みすぎなど、身体に負担をかけるような習慣を避けることに加え、精神的ストレスは不定愁訴の一因になっていることが多いため、ストレスに対処することも重要です。

不定愁訴にお悩みであれば、はり灸院を利用するのも一つの手です。病院の治療では改善が見られない方や病院では原因が判明せず、不定愁訴が疑われる方は、是非はり灸院をご利用下さい。仙台市に所在する恵はり灸院では、肩こり膝痛などの具体的な身体の不調から、不定愁訴でお悩みの方まで親身に対応致します。無痛鍼灸を心がけていますので、安心してご利用下さい。