花粉症と鍼灸

スギやヒノキなどの花粉が飛散する時期になると、鼻詰まりや鼻水、目の充血、かゆみなどの辛い花粉症の症状に悩まされる方が多くいらっしゃるでしょう。そんな花粉症にお悩みの方に最近注目されているのが、鍼灸です。中には鍼灸院に通っている方も多くいらっしゃると思いますが、花粉と鍼灸にはどういった関係があるのでしょう。

花粉症が起こるメカニズム

私たち人間の身体は、体外から侵入してくる異物(抗原)に対抗する物質(抗体)を作って身体を守ろうとする働きがあります。花粉症の場合、花粉という抗原に対して「IgE抗体」という抗体を作って反応します。この抗体はすべての人に同じように作られるのではなく、作られやすい体質が生まれつき決まっています。アレルギー体質の方はIgE抗体の生産を抑制することができず、花粉を吸い続けることで体内にIgE抗体が増加してしまいます。IgE抗体が一定の水準に達したときに花粉に接触をしてしまうと、花粉症の症状が現れるのです。このとき、花粉に反応してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。これらの物質がくしゃみや鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状を引き起こすのです。

花粉症に対するツボ

花粉症を根本的に改善する方法は未だに分かっていませんが、効果が期待できるとして鍼灸でも用いられるツボが注目されています。よく知られているツボには、「迎香」「承泣」などがあります。「迎香」は鼻の脇に近い部分にあるツボで、自分でツボを押す場合は指先で上から下に強く引っ掛ける様に押します。「承泣」は目の下のくぼみにあるツボで、人差し指や中指で優しく円を描くようにしてマッサージをします。他にも、「印堂」「上星」「合谷」など、花粉症に良いとされるツボはたくさんあります。
自分でツボ押しをするのが不安、ツボ押しはプロに依頼したいとお考えの方は鍼灸院をご利用下さい。

仙台市鍼灸院をお探しの方は、恵はり灸院へお越し下さい。恵はり灸院では、インドの医学であるアーユルヴェーダと東洋医学を織りまぜた施術を行っております。花粉症はもちろん、腰痛などの身体の痛み、便秘冷えなどの症状にお悩みの方に、施術を致します。無痛なので、鍼灸院が初めてという方でも安心です。鍼灸に関する相談などは無料で対応させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。