インドでは古来より、心には3つの属性があると言われています。
心の3つの属性をそれぞれサットワ(浄性)・ラジャス(激性)・タマス(鈍性)と呼びます。
浄性の心が大きくなればいつも穏やかな心で、心身ともに健康を維持できます。
激性の心が大きくなれば仕事に打ち込む激しい心となり、創造力は高まりますが、激務で身体を壊しやすくなります。
鈍性の心が大きくなれば怠惰な心となり、不活発で不満が沢山、ストレスも一杯で心身ともに不健康となっていきます。
浄性の心を増やす事が、健康を維持する上で不可欠と言われます。
トリグナ(心の3属性)と、トリ・ドーシャ(体の3体質)との関係
心の3属性は、体の3体質とも関係しています。
サットワ(浄性)は、全体の調和をもたらす心なので、どのドーシャにも関係しません。
この心が大きければ心身共に調和が生まれ、病気になりにくくなります。
ラジャス(激性)は、激しく活動的な心なので、ピッタ(火)体質者が最も大きくなりやすい心です。
タマス(鈍性)は、怠惰で不活発な心なので、カファ(水)体質者が最も大きくなりやすい心です。
ヴァータ体質者は揺れ動く心が特徴なので、ラジャス(激性)とタマス(鈍性)を行ったり来たりしています。