「ギー」とはバターを精製して作られるオイルで、アーユルヴェーダでは最高のオイルであり、万能薬とされています。
アーユルヴェーダの古典『チャラカ・サンヒター』では、ギーの効能を以下の様に表現しています。
・記憶力、理性、知性、アグニ(消化の火)、精液、オージャス(活力素)、脂肪組織を増進させる。ヴァータ、ピッタ、精神異常、消耗性疾患(肺病)、不運発熱を鎮静。油脂類の中で最も優秀で、多数の効力を持つ。
ギーは食用に用いられる事が多いのですが、マッサージオイルとしても使用できます。オイルの質としては軽く、非常に使い勝手が良いです。当院ではバターの中でも良質とされるグラスフェットバター(飼料ではなく草のみを食べている牛から取れた牛乳で作られたバター)を使用しています。
作っていて気づかされたギーの特性ですが、ギーは非常にプラーナと親和性が高く、プラーナを込める事で非常に薬効の高いギーとなります。当院ではそのようなギーを使用しているため、全て手作りです。