トリカトゥ

トリカトゥとはアーユルヴェーダにおける生薬の配合です。「三種の香料」という意味で、黒コショウ・長コショウ・生姜の粉末を1:1:1の比率で配合したものです。主に「消化の火」が減退した時に効果的とされ、消化不良や身体の冷え、カゼ症状、免疫力低下等がみられた際に処方されます。インドでは家庭の常備薬・常備スパイスとして身近に使用されているものです。

 

3つの香料それぞれの効能についてご紹介します。

・黒コショウ:消化力促進、精力増強、呼吸困難、咳、湿(水の停滞)を除く、停滞物を除いて巡りを良くする。

 

・長コショウ:強壮、脳の働きの改善、リウマチ、肥満、便秘。

 

・ショウガ:消化促進、精力増強、呼吸困難、咳、リウマチ、便秘、嘔吐。

 

 

こちらのホームページを参考にご紹介させていただきました。

このサイトによると、新型コロナウィルスの予防策としてもトリカトゥは重用されているそうです。

インド医学アーユルヴェーダから学ぶ 新型コロナウイルスの予防策トリカトゥ(トリカツ) | アクティブ・ベル (active-bell.com)

 

当院ではこのトリカトゥをマッサージオイルを作る際に配合して用います。そうする事で身体が温まり、血行促進の効果が付加されます。