体質に合わない食べ物について

ここでは3体質それぞれの、合わない食べ物についてご紹介致します。

 

基本的な傾向ですが、

ヴァータ体質者は消化力が弱い、冷えやすい、刺激に弱い、というのが特徴なので、これら弱点に当てはまるものが合わない食べ物となります。

ちなみに「酵母菌を含むもの」はパン等が当てはまります。菌類はガスを発生させます。そのガスは気体なので、気体が増えると体内で動き回り、調和を乱すと考えられています。

応用して解かりやすい例を挙げるなら、炭酸飲料は不適になります。

ちなみにヴァータ体質者は基本的にやせているのですが、ダイエットブームの昨今において、このような体質者もダイエットをしようとする傾向にあります。この体質者がダイエットをすると栄養失調で倒れてしまいますので注意が必要です。

 

ピッタ体質者は炎症になりやすい、油分が多い、活動的になりすぎる、という特徴があるので、これら弱点に当てはまるものは合わない食べ物になります。

栄養価が高いものは熱になり、油分が多いものも多いため、不適なものが多いです。

 

カファ体質者は太りやすい、水分が停滞しやすい、冷えやすい、という特徴があるので、これら弱点に当てはまるものは合わない食べ物になります。

カファ体質者は基本的に小食を推奨されるので、かなり多くのものが不適として紹介されます。

穀物に至ってはほとんどのものが当てはまっています。

「じゃあ何を食べて生きたらいいんだ」と思われる方も多々いると思われますが、活用法としてはカファが乱れた症状(太ってくる、水分の停滞症状が多く出現する、無気力になってくる等)が現れた時のみ、推奨される食事を食べ、不適とされるものを控えることをお勧め致します。

また考え方を変えるなら、「炭水化物抜きダイエット」はカファ体質者にとって最も効果的ということが言えます。





ヴァータ(風)体質に合わない食物

穀類:玄米(粗く水分を奪う,消化力が必要)

   酵母菌を含むもの(ガスを発生させる)


野菜・海藻:軽く冷たい性質。

      温める,オイルやスパイスで調理すると良い。


豆類:ガスを発生させる。

                 豆腐は消化しやすくガスを発生させないので良い。


飲み物カフェイン類(刺激が強い)。牛乳や糖分を加えて飲むといくらか良い。



ピッタ(火)体質に合わない食物

穀類玄米(熱性が強い)

   酵母菌を含むもの(胸焼けを起こす)


肉・魚・卵赤肉(熱性,激性に富む)


木の実・種:油性,温性


オイル:油性,温性。ただしギーは冷性なので有効。


スパイス:温性。ただし重い食事の時は有効。岩塩は熱性が低いので有効。


飲み物カフェイン類(刺激が強い)。牛乳や糖分を加えて飲むといくらか良い。

    アルコール類(熱性が多く刺激が強い)



カファ(水)体質に合わない食物

穀類玄米(重すぎる)

   白米(粘稠性)

   酵母菌を含むもの(粘液を増加させる)


肉・魚・卵:重性,油性。

      特に脂身は悪い。取るなら鶏肉が良い。


乳製品:粘液を増やす。


木の実・種:粘液を増やす。


オイル:重性,油性。


果物:粘液を増やす。

   ただし酸味の果物(レモンやグレープフルーツ)は粘液を減らすので良い。


甘味料:粘液を増やす。

    ただし新鮮なハチミツは乾燥性を持ち,粘液を排泄する作用があるので良い。


飲み物:水分摂取は控えめにする必要がある。

    お茶や渋みのハーブティーは良い(粘液を減らす)。

    カフェイン類は良い(代謝を促す)。ただしカファが増加した時のみ。

    牛乳や糖分は抜く。