水について

身体を構築する食べ物も大事ですが、食べ物よりも「これがなくして生きてはいけない」ものが、水です。水は当たり前すぎて重要性を見落としがちですが、飲食において基本中の基本。とても大切なものです。

韓国ドラマで「チャングムの誓い」の前にイ・ビョンフン監督が手掛けた伝統医学のドラマ「ホジュン」の中でも、薬剤を煎じる水を汲んでくる修業のシーンで水の重要性を説いています。

そんな水の重要性が、少しでも伝わりましたら幸いです。


水の重要性

水はあまりにもありふれていて重要性を見落としがちですが、改めて考えるととても大事なものであることに気づかされます。


水は身体の70%を占めていることは、多くの方がご存知のことと思います。人間の身体のほとんどは水で出来ているのです。

 


神経の伝達は電気信号で行われておりますが、この伝導の媒体となるのは水です。体内のあらゆる物質の循環も水が媒体となっています。そのため、体内環境は水で成り立っているといっても過言ではありません。

中国伝統医学では、水を主る「腎」が生命力を内蔵していると考えています。これは水が身体を構築している重要性を説いているのではないかと思われます。

それほどまでに、水の存在は私たちにとって重要なものなのです。


水の摂り方

そんな重要な水ですが、皆様はどのように水を摂っておりますでしょうか?

多くの方は、ジュースやコーヒーといった形で、純粋な水として摂られる方は少ないのではないかと思います。


純粋でない水分は、一度不純なものを濾されて、水と物質に分けられます。身体に入った時も同様です。

 

そうすると、やはり不純な水分は吸収率が悪くなるのは当然ですし、質の良い水とは言えないと思います。

今は本当に良い水を飲むことは難しくなっておりますが、少なくともミネラルウオーターなど、何の混じりけのない純粋な水を摂る習慣をお勧め致します。

 

たまに「水が美味しくない」といって普通の水が飲めず、お茶やジュースしか飲めない方がいらっしゃいますが、これは正常ではありません。

味などの刺激なくしては耐えられないというのは、精神的にも刺激を求め、浮き沈みや上がり下がりが大きいことを意味しています。フラットなもの、刺激の少ないものを求める人は、精神的にも安定している方が多いです。

また肉体的にはアトピーやアレルギーなどを持ちやすくなります。不純なものを排泄しようとする反応が、皮膚や粘膜に表れてアレルギー反応となるのです。

 

きれいな水を飲むことで、心も体もきれいになっていくのです。